腹筋を割る具体的な方法

腹筋を割るためには筋トレとしての腹筋を行うことが唯一の方法であると思われがちですが、それだけで腹筋を割ることは難しいと言えます。もちろんもっと効率的にやろうとして腹筋ローラーを使ったとしても、それだけで腹筋を割ることは無理だと言えます。

なぜなら、筋肉をどれだけ鍛えても、お腹に脂肪がたくさん付いていてはぶよぶよの脂肪で筋肉が隠れてしまうからです。これではどれだけ筋肉が鍛えられてもお腹はいつまでたってもぶよぶよのままです。

まずはお腹の脂肪を燃焼させる必要があります。しかし、腹筋だけではお腹の脂肪を燃焼させることは難しいです。その理由は腹筋の消費カロリーが少ないことで、毎日100回程度やったくらいでは脂肪の燃焼に至らないからです。

確かに腹筋はかなりハードな筋トレです。100回やろうとするとかなりきついと思います。しかし運動時間として考えれば100回行うための所要時間はせいぜい2~3分程度のものでしょう。

筋トレの一種なので1時間継続してやり続ければ300~400kcalくらいは消費するでしょうが、2~3分程度の消費カロリーはそれの30分の1~20分の1くらいのものです。

脂肪を1kg燃焼させるために必要な消費カロリーは7200kcalなので、脂肪を有意に燃焼させるまでには至りません。お腹の脂肪を落として腹筋を目立たせるためには、最低でも数キロ単位で脂肪を落としたいものです。

では、お腹の脂肪を落とすためには何が効率的なダイエットになるのか。

やはりお腹の脂肪を効率的に落とすなら有酸素運動が必要です。有酸素運動にはジョギングやウォーキング、サイクリングなども含まれます。水泳なら脂肪を燃焼させると同時に全身の筋肉を適度に鍛えることもできます。腹筋以外も引き締めたいなら水泳がおすすめでしょう。

割れた腹筋をかなり目立たせたいなら、体脂肪は極限まで落としたいものです。運動だけで体脂肪を落とすことは難しいので、適度なカロリー制限も同時に行うようにしましょう。

毎日腹筋を100回やる。あるいは200回やる。このようなやり方では腹筋を効率的に鍛えることはできません。なぜなら、筋肉は超回復によって太くなっていくので、筋肉に回復の時間を与えなければならないからです。

腹筋は他の部位の筋肉と比べれば回復時間が比較的早いものに分類されます。しかし超回復を意識するなら、1日おきにやるくらいがちょうどよいでしょう。

また、がむしゃらに腹筋を200回やるより、腹筋に効かせるように工夫しながら回数を少な目にやった方がより発達しやすいです。10~20回程度の回数が限界だと感じる負荷で行うとよいでしょう。10~20回を1セットとして3セット行います。

腹筋の負荷は腹筋を行う時の腕の位置で調節できます。腕の位置がお腹に近いほど負荷が低くなり、胸の前で組んだ状態では中程度の負荷、頭に添えるようにすれば負荷が高くなります。それでも負荷が足りない場合は重りで調整しましょう。

もし20回以上を難なく行える場合、負荷が軽いのでより負荷を高める工夫が必要です。