酵素ドリンクは飲むタイミングでダイエット効果が変わる?

酵素ドリンクのダイエット効果を決める要素には、飲むタイミングは含まれるのでしょうか。例えば朝に集中して飲むほど効果が大きいとか、1日で平均的に飲む方が痩せやすいとか。

せっかく酵素ドリンクを購入して酵素ダイエットをするのだから、ダイエット効果を最大にしないともったいないという気持ちは大きいと思います。

そこで、酵素ドリンクを飲むタイミングと効果の違いについて解説します。

短期間の酵素ファスティングをする場合の酵素ドリンクの大きな役割として、「カロリーを摂取する」ということが挙げられます。

なぜなら、カロリーは食欲を決める要素であるとともに、体の筋肉を減らすか減らさないかにも関わる要素だからです。

まず食欲を決める要素として考えた場合、脳が要求するカロリー量を考えなければなりません。脳は1時間に7.5gの炭水化物を必要とし、これをカロリーに換算すると1時間当たり30kcalです。

脳へのエネルギー供給が断たれると食欲が抑えきれなくなるので、脳へのエネルギー供給が途絶えない程度にカロリーを摂取しなければ食べたい気持ちが大きくなります。

例えば13時に昼食を終えてから19時の夕食まで6時間ある場合、脳に必要なカロリー量は180kcalです。

ただし昼食の時に一度に180kcal分の酵素ドリンクを飲んでも途中で脳へのエネルギー供給が途絶えてしまいます。一度に飲むと摂取カロリーの全てが脳へのエネルギー供給に向かわないからです。

できるだけカロリーの摂取は分散する方が、脳へのエネルギー供給を途絶えさせないという観点からは理想的です。理想は1時間ごとに30kcal摂取する感じですが、そうまでしてられないので180kcalを数回に分けて摂取することを意識してください。

そして、完全な絶食をすれば筋肉は減ります。筋肉が減る理由は脳へのエネルギー供給が途絶えるからです。

脳へエネルギーが供給されないと筋肉を分解してエネルギーに代用するので、それを防ぐ意味でも上記のようなカロリーの摂取方法をした方がよいでしょう。

これまでの解説では3食の全てを酵素ドリンクに置き換える酵素ファスティングに関してですが、次に1食置き換えをした場合のことを考えてみます。

この場合は1日に2食は普通の食事をするので、1日の摂取カロリーが720kcal以下になることはないと思います。そのため、上記のような脳へのエネルギー供給の観点からの筋肉の分解を心配する必要はそれほどないと思います。

よって飲むタイミングはそれほど気にする必要はないと思います。それより、酵素ドリンクを炭酸水で割るなど、腹持ちをよくする方法を考えた方がダイエットの成功率が上がると思います。

酵素ドリンクを炭酸水で割ると炭酸で胃がふくれますが、これが胃を物理的に拡張して科学的に食欲を減少させます。

酵素ドリンクを炭酸水で割る、または酵素ドリンクを原液で飲んだ後に炭酸水を飲む。このような飲み方で酵素ファスティングのダイエット効果を高めてください。