酵素液による断食で効果がない場合、その理由は？

酵素液を使って2日間の集中断食を行っても全く体重が減らない場合、考えられる理由は何なのでしょうか。

酵素液を飲んで多少のカロリーを摂取したとしても、基本的に断食をしているので少しくらい体重が減ってもよさそうです。それでも体重が全く減らない場合の理由と対処法について解説します。

まず、2日間の集中断食用の酵素液のカロリーは代表的なもので、一食分が200kcal程度です。三食分では約600kcalになります。

普段の食事で一食当たり600kcal摂取していた場合、1日では1800kcalになります。この3食を全て酵素液に置き換えた場合、1日当たり1200kcalのカロリー制限ができることになります。

2日では2400kcalのカロリー制限です。

一方、体脂肪は1kgで7200kcalあります。7200kcalのカロリー制限をすれば体重が1kgくらい落ちるということです。

酵素液の2日間集中断食をした場合は2400kcalのカロリー制限なので、科学的に答えを導き出すと333gの体脂肪を減らすことができます。

よって、2日間の集中断食では体脂肪は1kgも減らないということになります。

ちょっとした体調の変化で333gくらいの体重は簡単に増減します。すごくわかりやすく言うと、333gの水を飲んだ瞬間は体重が333g増えるということです。また、200㏄のおしっこを2回すれば400g体重が減ります。

このように、333gの体脂肪が減ったくらいでは、目に見えて体重が減ったという実感はなかなかないものです。

では、どうすれば酵素液で体重が減ったと実感できるほど痩せられるのかと言えば、2日間集中断食ではなく酵素液による朝食のみ置き換えを長期間続けることです。

普段の朝食で600kcal摂取していた場合、これを200kcalの酵素液に置き換えれば400kcalのカロリー制限ができます。

しかし朝食置き換え用の酵素液は1回分が10数kcal～100kcalくらいが主流なので、中間を取って50kcal程度と想定します。

600kcalの朝食を50kcalの酵素液に置き換えれば550kcalのカロリー制限ができることになります。この1日1食朝食のみの置き換えを13日間行えば、7150kcalのカロリー制限ができます。

7150kcalはおよそ体脂肪1kgに該当します。2日間集中断食では333gしか体重が減らなかったのを、朝食のみ置き換える酵素液ダイエットを13日間するようにダイエット方法を変えるだけで、体重1kgという実感できるレベルで痩せることが可能になるわけです。