酵素ドリンクには痩せる効果がある?

酵素ドリンクには本当に痩せる効果があるのでしょうか。例えば酵素ドリンクでファスティングダイエットをして週末の3日間の酵素断食だけで2キロ痩せるといった話も多いです。

このような効果が酵素ドリンクに本当にあるのかを解説します。

酵素ドリンクを使ったダイエット方法は主に上に書いたような断食と置き換えダイエットの2種類があります。

酵素ドリンクを使った断食方法としては、主に2日間の断食、3日間の断食、6日間の断食があります。

2日間の断食としては1日3食の食事の全てを酵素ドリンクに置き換えるものです。3日間の断食は1日3食のうちの2食のみ、6日間の断食は1食のみを置き換えます。

一般的によく行われるのが2日間の断食です。

酵素ドリンクの1回の摂取量におけるカロリーは10数kcalのものから、100kcalくらいのものがあります。

例えば50kcalの酵素ドリンクを使った置き換えダイエットを考えてみましょう。普段の食事で毎食600kcalずつ、1日の合計で1800kcalを摂取していたとします。

2日間の間は食事を一切取らず酵素ドリンクのみ、または酵素ドリンクに加えて野菜ジュース、フレッシュジュース、具なし味噌汁、豆乳などの水気のものは取ってもよいという方法でダイエットを行います。

酵素ドリンクは2~3時間ごとに飲みます。朝7時に起きて夜22時に寝るパターンだと、まず7時に起きた時に酵素ドリンクを飲みます。それから2~3時間ごとに飲むので、多くて7回酵素ドリンクを飲むことになります。

1回の摂取量が50kcalの酵素ドリンクを1日に7回飲むので、1日の摂取カロリーは350kcalになります。

その他、野菜ジュースやフレッシュジュース、具なし味噌汁、豆乳などを取った場合、大まかに考えてプラス300kcalのカロリーを追加で摂取したと考えます。

そうすると、1日の総摂取カロリーは650kcalになりますよね。普通に食事をしていた場合は1800kcalを摂取していたはずなので、差し引き1150kcalをカロリー制限できたことになります。

これが2日間だと2300kcalを制限できたことになります。このカロリーを体脂肪に換算すると、319gです。よって、2日の酵素ドリンクを使った断食で0.3kgの体脂肪を減らすことができるわけです。

実際には大腸の中に便がたまっていたりするので、便の重量なども考慮に入れると2キロくらいの体重が減ることもあります。

次に短期間の断食ではなく、朝食のみを酵素ドリンクに置き換える方法で長期間のダイエットをすることを想定してみます。

普段の朝食では600kcal摂取していたところ、これを50kcalの酵素ドリンクに置き換えます。昼食と夕食は普段通りの食事をするとします。

この場合は朝食のみで550kcalのカロリーを制限できることになります。これを13日継続すれば、7150kcalを制限できます。体脂肪は1kgが7200kcalなので、13日でおよそ1kgの体脂肪を減らすことができます。

以上のことから、酵素ドリンクで置き換えダイエットをすれば、ちゃんと痩せる効果があるということです。

だけど朝食を食べずに酵素ドリンクだけを飲んでお腹がすかないのか?という疑問がわいてくると思います。だけどたぶん大丈夫です。酵素ドリンクの飲み方を工夫すればお腹がそれほどすかないからです。

酵素ドリンクを飲む場合、炭酸水で割って飲むようにしましょう。または、酵素ドリンクを原液で飲んでから、炭酸水を後で少しずつ飲むという飲み方でも大丈夫です。

実際に酵素ドリンクの炭酸水割を飲んでみるとわかりますが、お腹がふくれて満足感が大きく、しばらくはそれほど空腹感を感じません。

酵素ドリンクの置き換えダイエットは朝食を置き換えるのがオススメです。

あなたも朝起きた直後はそれほどお腹がすかないのではないでしょうか。そのあまり食欲のない朝食を酵素ドリンクの炭酸水割に置き換えることで、昼食の時間くらいまではほとんど食べたいという気持ちが起こらないはずです。

以上の通り、酵素ドリンクで置き換えダイエットをする場合は、1日1食のみ、朝食を置き換えるダイエットを行いましょう。このやり方でも13日ごとに体脂肪を1kgずつ減らすことができます。

2か月ごとに2kgの体重が減るペースです。これくらい早いペースで体重が減っていけば目標体重まで落とすのにそれほど時間がかからないのではないでしょうか。