きりたんぽ
きりたんぽの100g当たりのカロリーと多い栄養を掲載しています。
・きりたんぽ…210kcal
きりたんぽに多いビタミンとミネラル…含有量(所要量に対する割合)
※所要量は18~69歳の男女の平均値で計算
きりたんぽにはビタミンがほとんど含まれていません。パントテン酸の含有量は100gで所要量の6%を満たす程度です。その他のビタミン含有量は微量です。
銅…0.12mg(15.0%)
マンガン…0.4mg(10.7%)
きりたんぽには銅とマンガンがある程度含まれています。その他に特に多く含まれるミネラルはありません。
きりたんぽの栄養のほとんどは炭水化物です。きりたんぽは米を加工した食品ですので、栄養価は米と同じです。
きりたんぽとは、炊きたての米をついて潰し、太い杉の串に竹輪のように練りつけて焼いたものです。きりたんぽの発祥は秋田県の大館・北鹿地方で、秋田県の郷土料理です。
きりたんぽの見た目からお餅を想像することもありますが、うるち米(普通のご飯を炊く時のお米)を材料として作る食品であり、お餅ではありません。
発祥の地である秋田県の大館・北鹿地方では、きりたんぽはごく普通の家庭料理です。来客をもてなす時、あるいは冠婚葬祭にも出されます。
きりたんぽを使った料理としてはきりたんぽ鍋が有名です。きりたんぽ鍋とは比内地鶏のガラ、醤油などで作っただしを鍋に入れ、きりたんぽや鶏肉(比内地鶏)などを煮る鍋料理です。
きりたんぽ鍋の材料の一例
・きりたんぽ
・比内地鶏のガラ
・醤油
・鶏肉(比内地鶏)
・ゴボウ
・舞茸
・長ネギ
・糸こんにゃく
・セリ
秋田産の鶏肉である比内地鶏を使うとおいしくなりますが、比内地鶏が手に入らない場合は必ずしも比内地鶏を使わなくてもよいようです。
きりたんぽの作り方
きりたんぽの前段階として、まず、たんぽを作ります。
1.ご飯を少し硬めに炊きます。
2.1のご飯をすり鉢に入れて、スリコギでこねるようにつきます。
3.2のご飯にかなりの粘りが出てきたら、秋田杉の串につけて伸ばします。
4.3のご飯が付いた串を炭火の近くに立てて、表面がこんがりときつね色になるまで焼きます。
5.焼きあがった4のご飯を串から外したものがたんぽです。
でき上がったたんぽを切ったものが、きりたんぽです。