上新粉
上新粉の100g当たりのカロリーと多い栄養を掲載しています。
・上新粉…362kcal
上新粉に多いビタミンとミネラル…含有量(所要量に対する割合)
※所要量は18~69歳の男女の平均値で計算
パントテン酸…0.67mg(12.9%)
上新粉に特に多く含まれているビタミンはありません。上新粉100gにはパントテン酸(100g当たり0.67mg)が1日必要摂取量の7.5分の1程度含まれています。
モリブデン…77μg(308.0%)
銅…0.19mg(23.8%)
マンガン…0.75mg(20.0%)
セレン…4μg(14.5%)
リン…96mg(10.1%)
上新粉には銅とマンガン(1日必要摂取量の5分の1以上)が比較的多く含まれています。
上新粉は米を粉末にした食品であるため、主要な栄養成分は炭水化物(100g当たり78.5g)です。食物繊維の含有量は100g当たり0.6gです。
上新粉とはうるち米をロール製粉機(金属製の二本のロールをかみ合わせるようにして高速回転させて粉にする機械)で粉にしたものです。
もち米を粉にした製品である白玉粉の場合、もち米が熱に弱いのでロール製粉機は使わず、水挽き(水を加えながら石臼ですりつぶす)という製粉法を用います。
上新粉も上用粉もうるち米を粉にしたものです。原料はどちらも同じですが、上新粉よりも上用粉の方が粉のきめが細かいという点が異なります。
上新粉はロール製粉機を使って粉にしますが、上用粉は胴搗き粉砕機(石臼に米を入れて杵でついて粉にする機械)で粉にします。
上新粉は団子や柏餅やういろうを作るのに適し、上用粉は薯蕷饅頭を作るのに適します。
上新粉はうるち米の、白玉粉ともち粉と道明寺粉はもち米の加工食品です。ご飯として食べている普通のお米を加工した食品が上新粉、お餅を作る米を加工した食品が白玉粉ともち粉と道明寺粉です。
白玉粉ともち粉の違いは粉の細かさです。もち粉よりも白玉粉の方が細かいため、白玉粉で団子を作ると白玉独特のつるりとした食感が得られます。
道明寺粉はもち米を水につけて一度蒸して乾燥させた後、荒めに挽いたものです。道明寺粉は桜餅などを作るのに適します。