白玉粉
白玉粉の100g当たりのカロリーと多い栄養を掲載しています。
・白玉粉…369kcal
白玉粉に多いビタミンとミネラル…含有量(所要量に対する割合)
※所要量は18~69歳の男女の平均値で計算
白玉粉には特に多く含まれるビタミンはありません。ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、葉酸を微量に含んでいます。
モリブデン…56μg(224.0%)
銅…0.17mg(21.3%)
マンガン…0.55mg(14.7%)
鉄分…1.1mg(12.1%)
亜鉛…1.2mg(11.4%)
セレン…3μg(10.9%)
白玉粉に多いミネラルは銅です。白玉粉100g当たりには銅が1日必要摂取量の5分の1程度、マンガンと鉄分、亜鉛が1日必要摂取量の10分の1程度含まれています。
白玉粉の栄養は炭水化物(100g当たり80g)がほとんどです。たんぱく質は100g当たり6.3g含まれています。
白玉粉はもち米の加工食品です。もち米を吸水させて柔らかくした後、水挽き(水を加えながら石臼ですりつぶす)して得られた乳液をさらに水でさらします。これをナイロン製の袋に入れて圧搾機で適当な硬さになるまで脱水して切断機で細断、天日乾燥したものです。
白玉粉は水挽きという製法を用いることから、水溶性たんぱくが溶け出すことで、でんぷんの純度が高まります。
白玉粉にはもち米だけでなくうるち米を加えた商品もあります。白玉粉は粉の粒子が小さいため、これで団子を作ると白玉独特のつるりとした食感が得られます。
もち粉はもち米を手早く水洗いして乾燥させ、石臼で胴づき(杵・きねでつく)またはミルで粉末状にしたものです。もち粉もうるち米やでんぷんを加えた商品があります。もち粉の純白度は白玉粉より少々劣るが風味は非常に優れている、と言われています。
白玉粉ともち粉は両方ともよく似たもち米の加工食品なので、違いがわかりにくいと思います。
まず製法の違いとして、白玉粉の水挽き(水を加えながら石臼ですりつぶす)ともち粉の胴づき(杵・きねでつく)が挙げられます。
次に粉の細かさですが、白玉粉の方が細かく、もち粉の方が荒いです。白玉粉の方が粉の粒が細かい理由として、粉砕時に熱や衝撃を受けず(もち米は熱に弱い)、さらに水溶性たんぱくなどが水にさらす時に水に流れ出すことが挙げられます。
栄養的な観点からの違いとしては、白玉粉は水挽きするため水溶性たんぱくや水溶性ビタミン(ビタミンC、ビタミンB群)が水に溶けだしてそれらの含有量が減ることです。